R1住宅とは?メリットや適合状況報告書などの品質基準を解説!

リノベーション

R1住宅ってなに?

皆さまはR1住宅ってご存じでしょうか?弊社のホームページ【リバリノ】でもR1住宅と記載しているので聞いた事がある方もいらっしゃるかもしれません。ですがそもそも「R1住宅って、どんな家のことを指すの?」そのように考えている方もいるでしょう。
R1住宅とは分譲マンションにおける、専有部分の品質基準を満たしたリノベーション住宅のことです。この記事では、R1住宅の品質基準やメリットを解説します。見えないところの経年劣化などリノベーションされた中古マンションに対する不安が解消されますので、ぜひ最後までお読みください。

R1住宅の概要

R1住宅とは、リノベーション住宅推進協議会が決めた、適合リノベーション住宅の基準を満たした分譲マンションのことです。R1住宅の他に、マンション1棟すべての品質基準を満たしたR3住宅、リノベーションした一戸建ての品質基準を満たしたR5住宅があります。R1住宅は4つの品質基準を満たしているため、購入した後の不具合のリスクが減らせます
R1住宅は、4つの品質基準をクリアする必要があります。
・重要インフラ13項目
・報告(開示)
・住宅履歴
・保証

順番に解説します。

重要インフラ13項目

重要インフラ13項目では、給水管や電気配線、火災警報機などの13項目に検査基準を設定しています。詳しい基準は、以下のとおりです。

項目 検査の内容
給水管 通常の1.5倍の水圧を1時間かけても、給水管から水が漏れないこと。
給湯管 複数の栓を開いても給湯・給水ができること。お湯の温度がきちんと上がること。追い炊き機能が付いている場合は、追い炊きが作動してお湯の温度が上がること。
排水管 キッチンや浴室から排水した場合に、逆流したり、水が溢れだしたりしないこと。洗面所のシンク下やキッチンなど、排水管が露出している部分を手で触って濡れていないこと。
ガス管 ガス会社に依頼し、開栓したときにガスが漏れていないか、点火するか検査する。
電気配線 コンセントを使ったときに、電流の向きが正しいこと。電気が通っていること。
分電盤 分電盤の基盤や配線に、焦げや損傷がないこと。正しく配線されていて、漏電ブレーカーがきちんと作動すること。
情報系配線 テレビ信号を受信していること。電話回線が断線していないこと。
換気設備 換気扇に異音などの異常がなく、空気を吸い込んでいること。
防災設備 住宅用火災警報器が正しく設置されていること。正常に動作すること。
下地(床) 歩いてみて、床の強度が足りないことによるたわみがないこと。
下地(壁) 叩いてみて、壁の強度が足りないことによるたわみがないこと。
下地(天井) 目で見て、叩いてみて、天井の強度が足りないことによるたわみがないこと。
浴室防水 浴室の床に水を張り、24時間後に水位が下がっていないこと。

報告(開示)

R1住宅は、適合状況報告書の発行を必須としています。報告書には以下の内容が書かれています。

・重要インフラに関する新しい工事の有無
・重要インフラの検査の適合状況
・リノベーションの設計や施工、検査を行った会社
・保証者
・相談窓口

報告書が開示されているため、マンションの品質を信頼できます。相談窓口も書いてあるため、トラブルにも対処しやすくなっています。

住宅履歴

以下の書類を、リノベーション協議会の住宅履歴に保管することが義務となっています。

・平面図
・仕上げ表

【更新した場合】
・配管図
・配線図
・設備位置図

住宅の購入者は、いつでもIDとパスワードを入力すれば、協議会のHPで確認できます。

保証

重要インフラに関して、2年以上の保証を付けることを義務としています。保証書も発行されるので、不安が払拭されます。また、不具合が発生したときの相談窓口の設置が義務化されているため、万が一のときでも安心です。

R1住宅の3つのメリット

R1住宅には、3つのメリットがあります。
・品質が保証されている
・新築より安い価格で購入できる
・工事の履歴情報が分かる

順番に解説します。

品質が保証されている

中古マンションを購入するとき、素人では排水管やガス管などの見えない設備は、分からないことがあります。築年数が経っているマンションは、設備に不安を感じることも少なくありません。R1住宅では、重要インフラの基準が満たされているため、購入してから不具合が判明するリスクを減らせます。

新築より安い価格で購入できる

リノベーション物件は、新しい設備は整っていても、新築より安い価格で購入できます。リノベーションの需要が増えていて、中古マンションの売り出しが増加中。また、都市開発によって、駅から近く立地の良い場所でも、購入しやすいR1住宅が増えています。

工事の履歴情報が分かる

住宅履歴情報がリノベーション協議会に保存されているため、住宅の点検やメンテナンスがしやすいメリットがあります。また、不具合が発生したとしても原因が特定しやすく、購入してから2年間であれば、保証の対象となります。売却するときにも、R1住宅としての品質が保証されているため、買主にとっては魅力的な物件に映ります。
まとめ
R1住宅は、分譲マンションにおける、専有部分の品質基準を満たしたリノベーション住宅のことです。R1住宅は、重要インフラ13項目、報告(開示)、住宅履歴、保証の4つの基準をクリアしているため、安心して購入できます。R1住宅は品質が保証されていて、工事の履歴情報が分かるメリットがあります。弊社の【リバリノ】では、すべての物件がR1住宅の基準をクリアしています。R1住宅を検討されている方は、ぜひご覧ください。

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