マンションと一戸建ての維持費は変わらないって本当？後悔しないためにマイホームの費用を考えよう

「マイホームの購入を考えているけど、マンションと一戸建てはどちらが維持費が安い？」
「マンションを購入すると維持費がきついって本当？」などとお悩みではないでしょうか？

同じ購入価格のマンションと一戸建ての維持費を比べると、マンションの方が費用の負担はじわじわと大きくなります。ただし、維持費だけでなく初期費用を含めたトータルの費用を比べて検討すると良いでしょう。

この記事では、マンションと一戸建ての維持費の違いや維持費の内訳を解説します。

マンションの方が一戸建てよりも維持費がじわじわと高くなる
一戸建ての維持費より、マンションの方が維持費は高くなる傾向です。以下の条件で、一戸建てと維持費のシミュレーションをしてみましょう。

1. 購入価格3000万円
2. 保有期間を30年

一戸建てに比べると、マンションの方が約200万円多く維持費がかかってしまいます。

あくまで、目安の金額のため実際の金額は不動産会社と相談しましょう。

共通でかかる維持費

ここからは、一戸建てとマンションに共通でかかる維持費を解説します。

税金

マンションと一戸建てに共通してかかる税金は、固定資産税と都市計画税です。固定資産税とは、毎年1月1日時点の不動産の所有者に課税される税金を指します。不動産を管轄する自治体が定めた固定資産税の評価額に、1.4%の税率をかけたものが毎年請求されます。

都市計画税は市街化区域内にある不動産に課される税金です。固定資産税の評価額に対して、0.3%の税率で税金を納めます。

固定資産税評価額は地価の変動によって変わり、建物部分は経年劣化によって少しずつ下がっていきます。固定資産税評価額は3年ごとに評価替えが行われ、次回の評価替えは令和6年度を予定されているので、気になる方は確認してくださいね。

保険料

マンションと一戸建てには、火災保険や地震保険の保険料がかかります。ただし、どちらも任意で加入する保険です。しかし、住宅ローンを組んで不動産を購入する場合は、原則的に火災保険の加入が義務となるケースがほとんどです。

地震保険については、火災保険の特約として加入します。日本国内では地震被害が拡大しているため、保険の加入を検討する方も少なくありません。

保険料は保険会社やプランによって変動し、保証内容が手厚くなるほど保険料は高くなっていきます。複数年分をまとめて支払うと保険料の負担が軽くなるので、少しでも負担を軽くしたい方は支払い期間を見直しましょう。

マンションのみにかかる維持費

ここからは、マンションのみにかかる2つの維持費を解説します。

修繕積立金

修繕積立金とは、マンションの所有者から毎月一定額を徴収され、建物の診断や将来の大規模修繕に備える積立金です。マンションの修繕積立金は、築年数が高くなるほどメンテナンスの必要があるため、高くなるように計画されています。

20～30年に一度の大規模修繕を実施するときに、積み立てた修繕積立金以上の金額がかかり、臨時で支払う可能性があることを把握しておきましょう。2011年の不動産経済研究所の調査によると、マンション1㎡あたりの修繕積立金は216円です。

マンションも購入を考える際は、現在集まっている修繕積立金の金額、積立金が将来上がる予定などを確認すると安心できるでしょう。

参照：不動産経済研究所　首都圏マンション管理費調査

管理費

管理費は、マンションのエレベーターや階段などの共用部分の維持管理に充てられる費用です。共用部分は、エントランスロビーや廊下、エレベーター階段などが該当します。管理費が使われる主な用途は、以下の通りです。

エレベーターのメンテナンス
ロビーや廊下部分の清掃を
インターネットやテレビ回線の使用量

プールやジムなどの豪華な共用施設がある場合は、管理費が高くなってしまいます。

一戸建ての維持費

一戸建ては建物を自分で維持管理していくため、必要に応じたメンテナンス費用が維持費として発生します。基本的には工事会社のアフターサポートがあるため、費用の負担は大きくありません。

ただし、メンテナンス費用は築10年を超えると、じわじわと負担が大きくなってしまいます。100㎡の一戸建てのメンテナンスに必要な項目と費用は、以下の通りです。

この期間は目安のため、使用状況によって大きく期間は変わるので、参考程度に留めてください。

まとめ

マンションと一戸建てでは、マンションの方が維持費はかかります。マンションと一戸建てに共通でかかる維持費は、税金や保険料です。マンションのみにかかる維持費は、修繕積立金と管理費、一戸建てのみにかかるのは修繕費用です。マイホームを購入するときは、初期費用だけではなくトータルの維持費を検討して考えましょう。

マイホームの購入にお悩みの方は、ぜひリバティーエステートにご相談ください。初期費用だけでなく、維持費や今後の資産価値について丁寧にお伝えします。