風水で暮らしをゆたかに 家の不満を解消する風水|「同居家族へのストレス」を克服するには
(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)
住まいの不満は、間取りや近隣環境だけではありません。「夫がモノを溜め込んでしまう」「子ども部屋がひどい状態で困っている」など、同居する家族への不満もあります。風水のご相談でもこうしたケースは多くあります。自宅を快適に整えたいのに片付かない部屋があると大きなストレスになりますよね。職場のストレスとは違い日常空間のストレスは逃げ場がありません。苛立ちや怒りが増すと、片付けられないご家族の方はますます心を閉してしまい、悪循環に陥ってしまいます。このようなケースで私たちができることはどんなことでしょうか。
人のことを気にしすぎて自分も停滞していない?自分の部屋・テリトリーを整えることが先決
え?と思われるかもしれません。課題を抱えているのはモノを溜め込み、汚い部屋にしている同居人であるのですから。ですが、解決のための近道は「ご自身」の部屋やよく使う空間を整えることにあります。言っても解決しない、部屋にあるものを勝手に捨てることが許されない場合、八方塞がりですよね。
自分の努力ではどうにもできない状況であれば、その人のことで悩むのを一旦やめてみましょう。自分でコントロールできないことへの悩みはエネルギーの無駄遣いになるからです。続けてしまうとあなた自身も「停滞」「停止」の状況に。眉間の皺を増やすのはもうやめましょう。
やることはシンプルです。自分でコントロールできる空間を徹底的に掃除し整頓します。玄関、キッチン、共用スペースなどが綺麗に整っていくと、空間のエネルギーは明らかに変わっていきます。よく部屋を観察すると、課題のある部屋やご家族の悩みによって、部屋全体のエネルギーも停滞していることが多いのです。不要なものを手放し、生活動線にある障害物を取り除き、水拭き掃除やカーテンの洗濯など、家全体を丸洗いするような気持ちで無心に綺麗にしていくとイライラや怒りといったネガティブな意識も浄化されていきます。
自宅の中の美しい変化は、停滞している同居家族の意識にも作用する!
人のことよりまずは自分のこと!と決めて大掃除を実行してみると、意識も空間もスッキリします。そしてこのエネルギーの変化は同居人にも伝わっていきます。また、課題のある同居人がリビングに持ち込んでいるモノがある場合(例えばフィギュアなど)、綺麗に拭いて飾ってあげることも有効です。その人が大事にしているモノを一つの空間で良いので丁寧に飾ってあげることで、その人の意識にも癒しの作用が生まれます。そのうち、何も言わなくても少し片付けてみようかな、と思い始めた同居人の変化に気づくでしょう。小言の代わりに空間が手助けしてくれるというわけです。風水の効果はこのように現れていきます。
気になっている家族と部屋を分ける・離すことも有効
同居家族のストレスの中には、支配関係のストレスもあります。親の過保護や過干渉もその一つです。母親の干渉が強く自分の人生を自由に生きることができないというご相談も少なくありません。
先程の事例もこちらの事例も、可能であれば自分の部屋(特に寝室となっている部屋)をお悩みの対象の人の部屋から離すことも有効です。壁を隔てた部屋ではなく、物理的に離れた部屋に移動するだけで、ストレスが和らぎますし、部屋の引っ越しによって古いものを手放し、新しい空間にリセットすることができますので状況を変える効果的な一歩になります。
新たな人生を拓くには「近居」という別居形態もあり!
同居人へのストレスは、関係性のストレスであることがほとんどかもしれません。家族であってもそれぞれ別々の人間です。価値観が共有できない人と暮らしていくのが辛いと感じる時は「別居」という選択もあると思います。決断が難しい時は、近所への引っ越しを検討してみてはいかがでしょうか。「近居」であればご家族が行き来できるため日常生活が急に変わることはありません。何より自分のための自由な空間は確保できます。「近居」は私のクライアントさんでもいくつか事例があります。同居家族のお悩みを通じ、自身の空間と向き合っていくと、本当に自分の人生に必要な住まい・暮らし方について気づきを得ることもできるようです。
いかがでしたでしょうか。方法がないと思えることにも出口はあります。
自分の空間から整えてみることで、その影響は周りの人にもつながっていく。これは私にとっても素晴らしい発見でした。同居するご家族やパートナーに悩みを抱えておられる方のヒントになれば幸いです。
(風水コンサルタント フジワラユカ)
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