薬やサプリはどのように保管している？健康運アップの風水術

（フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント）

今年の夏は猛暑と豪雨とコロナ禍で、皆さんの心身もお疲れ気味ではないかと思います。こうした時期には思考や活動も鈍りますから、大掃除や大規模な断捨離は控えた方が正解。その代わり無理なく室内に美しい流れをもたらすことができる風水を実践していきましょう。
今回のテーマは「薬」と「サプリメント」。自宅に全くない人はいないと思います。薬とサプリメントの保管状況を改善し、健康運を上げていきましょう。冷房の効いた部屋で座ったままでもできますよ。

薬がイメージするものは健康or病気?

薬の歴史は大変古く、縄文時代に遡ります。その後仏教とともに知識のある僧侶が広めたと言われています。「薬」という字は草かんむりに楽と書きますよね。自然の恩恵への敬意を感じませんか。身体を治療してくれる希少な薬は、昔の人にとっては「健康」のイメージを放つシンボルであり、大切に保管していたことが想像できます。
一方現代の日本では、国民皆保険制度のおかげもあって安価で薬が手に入るようになりました。昔の人には申し訳ないのですが、私の場合、薬のイメージは「健康」より「病気」に近いと感じます。皆さんはどうでしょうか。

薬は目に触れる場所にあっても良いもの？

あたり前なことを言うようですが、薬を目に触れる場所に置いてある家には、健康に不安のある人が住んでいます。そして、健康不安のない人の家には、薬が日常の空間に露出していることがほとんどありません。そして、薬を常時目に触れる場所に置いている人は、それを無意識に行っていることが多く、薬の露出面積が増えている場合、健康状態も深刻になっているケースが観察されます。これは卵が先かニワトリが先か？と言う話のようですが、風水は先に空間を好ましい状態に変えることで流れを変えていく処方。目に触れている薬を好ましい保管状態にすることで健康につなげていきます。思い当たる人は、以下の方法で薬が目に入らないように保管してみましょう。

薬にまつわる風水４つのアドバイス

薬をあちこちに置かない

ダイニングテーブル、キッチンカウンター、ベッド周り、書斎の机などで薬が無造作に置かれている風景をよく見かけます。部屋の至るところで薬が目に入る状態だと「病気」がともだちになってしまいます。薬は病気の時に今だけお世話になるものとして管理しましょう。すぐ飲める場所を決め一箇所に集約させます。薬箱や引き出しの一つなど定位置を決めて保管されている人はかなりコントロールができています。

残った古い薬を全て取り除く

薬は小さく、かつ、捨てづらいもの。そのため戸棚や引き出しの奥などに、古い薬がたいてい潜んでいるものです。使用期限の過ぎた薬は処分してください。私の知人に「家の中に薬は一粒もない」と言う人がいるのですが、ある時なんとなく嫌な感じがして、引き出しを開けたら薬が一粒出てきたので、これか！と思いすぐに捨てたら心も身体もスッキリした、という話をしてくれました。その人はとても健康で事業にも成功しています。

救急箱の断捨離

救急箱の断捨離は平時にこそ行っておくべきタスク。冷房の入った部屋で座って取り組めるのでこの時期に大変おすすめです。消毒薬、絆創膏などを新しいものに変える、災害への備えとして必要なものを調べて補充しておくことも大切です。保管場所は湿気が少ない冷暗所が良いようです。

サプリメントはどこに置くのがいい？

サプリメントは薬に比べ「健康」のイメージを持つ人が多いと思います。実際に健康食品に分類されていますよね。ビタミン剤、プロテイン、美容ドリンクなど形状は様々ですが、ボトルやパッケージを見ていて元気が湧いてくる、健康的なフィーリングがやってくるようなら、見せるように飾ることも有効です。パッケージにビタミンカラーなど元気で鮮やかな色合いが使われている場合、「栄養」や「健康」の周波数につながりやすいからです。ただし、やりすぎは逆効果になるのでご留意ください。

風水でおススメしたい保管方法

より健康的な氣を受け取るために、薬を自然素材の容れ物に入れて保管してみましょう。桐箱や籐籠、竹の皮、和紙、コットンや麻など。自然素材の容れ物の中にまとめておけば癒しのインテリアになりますし、薬自体も天然素材から健康的な氣を受け取ることができます。
薬とサプリメントも、天然素材の容れ物に入れるか引き出しや戸棚の中に収納するのも良いでしょう。保管場所は「栄養」を司るキッチンやダイニングがおすすめ。機能的であり風水効果も期待できると思います。

いかがでしたか。寝苦しく倦怠感がつきまとう夏の間に、実行できそうな風水術をご紹介しました。無理せず少しでも皆さんが健康に近づけるヒントとして活用いただけたら嬉しいです。
（風水コンサルタント　フジワラユカ）