風水コラム・植物シリーズ ｜家の運気を高める「植物」のおすすめの置き方

（フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント）

３回目の植物にまつわる風水シリーズは、効果につなげるための植物の置き方について。自然界の生きたエネルギーを室内に運んでくれる植物は、総じて家の風水の流れをよくしてくれるパワーツールですが、その場所や植物の状態によってはマイナスに働くこともあります。玄関、寝室、ベランダ、水回りの４つの場所について、どのように植物を配置したらよいか、あるいは、しないほうがよいか効果的な方法についてお伝えしていきます。

玄関外側の植物は◎ よいエネルギーを植物が誘うように配置

エネルギーは玄関から入ってきます。好ましい運気を家の中に招き入れるためには、家の中だけ見ていてはダメ。外からドアを見たときの景観はとても大事です。「この家に入ってみたい！」と思うような玄関にするために、鉢植えは非常にサポートになります。置けるようであればドアの左右、ドアの開閉を妨げない位置に花鉢を置くのは大変オススメです（尖った葉のものは避けてください）。門からドアまでのアプローチが長い場合は、ドアの方へ誘うように美しく植栽の道を作るとより効果的です。

集合住宅の場合はドアにフレッシュなリースをかけるとよいでしょう。その際、枯れた印象のリースは避け、カラフルなお花やフレッシュなグリーンが目に入るようなものを選びます。玄関が外から見たときに美しく目をひくようにすると◎。

玄関ホールの花や鉢植えはスペースと日当たりをみて選択

玄関ホールは家の印象を決める場所。ホールが広々としていてスペースに余裕があれば、玄関の正面や脇に主役となるような花を飾るのは大変効果的です。入ってきたエネルギーが美しい花のエネルギーに共鳴しながら、家中によりよい流れを届けてくれます。しかし、十分なスペースがない場合は大きな花を飾る必要はありません。玄関ホールは障害物がないこと、エネルギーの通り道がしっかり確保できていることが何より大切です。

また、日当たりがあり、動線の邪魔にならなければ観葉植物を配置するのも効果的です。玄関は総じて日当たりが悪いことも多いので無理はしなくてOK。シュークローゼットの上にモノが置けるようなら、花をさりげなく活けるくらいでよいと思います。玄関ホールには花や植物はなくても構いません。美しいアートを用いる方法で玄関の風水を高めることも可能です。

寝室には二輪挿しが◎ 大きな鉢植え・多すぎる植物は

寝室は、疲れをとり、活力を養い、豊かなパートナーシップを経験する場所。ですから、お一人暮らしであっても「二人」の空間として整えていきます。花はロマンティクな空間にもぴったりですので、一輪挿しの花瓶を用いて旬の花を飾る習慣をつけてみて。花を活ける際、奇数を用いて飾るのが一般的かもしれませんが、寝室は二人の空間ですから二輪の花を仲良く飾ってみると、豊かなパートナーシップのシンボルとして作用します。

また、大きな植物は寝室には不向きです。多すぎる植物も同様です。寝ている間に、元気に呼吸をする植物にエネルギーを奪われないようにするためです。寝室に無理に植物を置く必要はありません。置く場合は小ぶりなものを選んでみて。

ベランダもあなた自身の一部。美しい植栽を配置すると新たな可能性を拓くことに！

ベランダの機能はしっかり使うようにしましょう。ほとんど使っていない、放置状態にある場合は、自分の可能性を放棄しているかもしれません。ベランダは社会との接点を生み出すためにも重要な場所。植物を置くことは大変サポートになりますよ。

まずはベランダに放置された壊れたモノ、汚れたモノ、使わないモノを撤去し、水掃除をします。からっぽの植木鉢や枯れた植物を放置している状況は運気を下げます。そしてベランダのコーナーに植物を配置してみましょう。家を外から守り、家に入ってきたエネルギーをとどめる役割を果たします。元気な印象の植物であれば◎。アロエやサボテンなども外であればガードマンの役割を果たしてくれます。騒音や景観で気になる方向にガードマン的な植物を置いてみるのは一つの手です。

ベランダに植栽を配すことで、常にベランダの空間にアクセスするようになります。それにより意識が変わり、流れが変わっていきますよ。美しい草花は誰も傷つけず常に微笑ましいエネルギーを運んでくれますので、水やりが面倒だと思うよりも愛おしい気持ちが増していくと思います。

水回りは清潔第一。キッチンには生きた草花が◎

キッチン、トイレ、浴室などの水回りで大事なことは澱んだ水をとどめないこと。綺麗に掃除をして清潔な状態に保つことが大切です。その上で植物は空間を浄化するものとしてどの水回りにも一つあると空間のエネルギーが違ってきます。

浴室やトイレは日当たりがあればミニ観葉を窓辺に配置し、日当たりがない場合は水洗いしやすい小ぶりなイミテーショングリーンを一つ配置するのもよいでしょう。キッチンは栄養を作る場所であり、住む人の健康を支える場所であるため、植物の生きたエネルギーがあることは大変効果的。そのためイミテーショングリーンではなく、生きた観葉植物や草花を置くようにしてみてください。

（風水コンサルタント　フジワラユカ）