風水コラム・植物シリーズ ｜「愛情運」を豊かにする植物の演出

（フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント）

お部屋の中に、愛情運を高めてくれそうな演出はありますか？例えばリビング、例えば寝室など。豊かなパートナーシップがここから生まれそう！と思うお部屋になっていたら◎。でも、願いとはうらはらに、お部屋の状態はロマンティックとはかけ離れている…!！ということもあるかもしれません。プロポーズやウエディングなど、晴れの日に欠かせない美しい草花ですが、日常的な空間にこそ「愛情運」を高める植物の力が必要です！

ピンクの花は愛情運アップに万能

愛・パートナーシップの運気上昇によいカラーは「ピンク」。女性ホルモンを活性化させる色、やさしい愛情を引き出す色とも言われますよね。自然物の中でピンクのものといえば、なんといっても花ですよね。濃いピンクから淡いピンクまで等しく効果的ですので、お好みのピンクのお花をお部屋に飾ってみましょう。薔薇のような華やかなお花でなくてもよいのです。儚げな小さな花でもよく、ご自身のハートをやさしくあたためるようなお花を選んでみてください。小さな花瓶を用意し、一輪挿しから始めてみます。お花屋さんで季節の切り花を１つ購入し、短く切って２つか３つの小瓶に分けると、寝室、ダイニング、浴室の鏡の前などに置けますよ。お花の色はピンクでなくても効果的ですので、季節のお花を飾る習慣をもってみて。日常的に花を飾る習慣で、人生の豊かさにアクセスしていきましょう。

生花＞綺麗なフェイクフラワー＞ドライフラワー

プリザーブドフラワーもお部屋を美しく演出してくれるアイテムだと思います。何しろ一番美しかった状態で保存されているものですから。ただし、時間が経つと埃がついたり、劣化した感じになっていきますので永遠ではありません。いくら美しく水やりもいらないからといって、フェイクフラワーだけでお部屋を飾っていくのはよくありません。生花の代わりに用いないように。そして、ドライフラワーは論外！と言ってももよいでしょう。見た目にも「枯れた」印象がありますが、「昔は良かった…」という過去へ固執するフィーリングと日々共鳴してしまいます。新鮮で豊かなパートナーシップの運気を得るためには、時を止めてはいけません。プリザーブドフラワーばかり置いてしまうのがよくない理由も同じです。とはいえ、ウエディングブーケなど大切な思い出がつまったものを飾る場合は、ご夫妻の最新の写真（できれば６ヶ月以内のもの）をアップデートしながら一緒に飾ってみてください。「今の私たちは変わらず幸せ」というメッセージを放つ演出になります。さらに時を経て劣化した場合に備え、美しいうちに写真におさめておくことも忘れずに。

愛・パートナーシップ運は偶数が◎ ペアで配置する

観葉植物を愛情運アップに用いるならば、ペアで配置をしてみましょう。２つの植物を並べて「仲良しだね」と語り合っているように飾ってみます。植物をペアで並べるという発想はあまりないかもしれませんが、ミニ観葉などでまず実践してみてください。ドラセナ、パキラ、ポトス、アイビー、多肉植物などは、インテリアグリーンとして小ぶりなものもたくさん出ています。お揃いの種類でもよいですし、違う種類でも構いません。同じくらいの大きさだと対等な感じがでます。

次に並べ方です。離れすぎていては二人の間に距離ができてしまいます。寄り添うように仲良く。距離は近づけて。私が気に入っているのは、ミニ観葉２つのうち１つをアイビーにして、アイビーの長く伸びた茎をもう一方のミニ観葉を守るようにクルっとひっかける演出です。とても微笑ましいエネルギーを発してくれますよ。

寝室に配置してはいけないガードマン的な植物

草花にも個性がありますよね。風水では、形状が与える印象、フィーリングに着目します。愛情運、豊かなパートナーシップのエネルギーをお部屋にもたらしたいのに、トゲトゲ、チクチクした植物を置いてしまっては逆効果です。二人の関係もチクチク、トゲトゲしたものになっていくかもしれません。形状から攻撃的な印象を放つサボテンをはじめとした尖った植物は、言うなれば「ガードマン」。良からぬものから守る役目を果たしてくれますので、ベランダや家屋の側面など、騒音や電線など気になるものから家を守るように配置するとよいと思います。ペアの植物がよいからといって、棘のあるサボテンを２つベッドサイドに置くようなことをしたら、パートナー運が入ってくることをブロックしてしまうのでご注意を（笑）。

（風水コンサルタント　フジワラユカ）