長時間すごすリビングのインテリア風水術_家具のレイアウトは極めて重要
(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)
#おうち時間や#Stayhomeというキーワードがすっかり定着しました。家の中にいる時間が圧倒的に増える未体験の環境下において、ご自宅の「居心地」に課題を感じている人も少なくないと思います。
とくに、長時間過ごすリビングは住む人みんなにとって大事な空間。この空間のあり方がご家族との関係性やその人自身の人生の流れに影響していきます。より快適な「我が家」にしていくために、リビングの風水術をぜひ参考になさってみてください。
居心地のよいリビングの4つの条件
ご自宅のリビングは、あなたに心地良さをもたらしてくれていますか。あなたのパートナーにとってはどうでしょう。また、お子さんにとっての居心地はどうでしょうか。リビングは団欒のスペース。
好ましいリビングにすることで、より心や体をリラックスできる「快適な居場所」に近づけることができますよ。
1.住む人それぞれに座る「定位置」がある
快適なリビングの条件の一番目は、座る位置が決まっているということ。お気に入りのパーソナルスペースがあること=居場所があるということ。
ソファーでも、ダイニングチェアでも、座布団でも、ここは夫、ここは私…、というようにそれぞれが座る「定位置」を決めておくようにしてください。
これは、子育ての風水術としても有効です。共用スペースはみんなが寛ぎ楽しむ場所ですから、子どもだけの自由にできる場所ではないことを自然に伝えることができます。
2.テーブルを囲んでリビングが構成されている
リビングは団欒する場所。その中心にはテーブルがあるのが自然です。日本家屋においてはちゃぶ台が居間の中心にありました。
食事をしたり、お茶を飲みながら団欒したりするための主役はテーブル。その周りに座るスペースがあるようにします。
あまりにも当たり前のことのように感じるかもしれませんが、最近はテーブルがないリビング(居間)も少なくありません。そのような場合、モノが床に散乱したり、用途を見失った空間になりやすい傾向が見られます。
テーブルは、リビングが団欒のためにあることを知らず知らず定義してくれる大切な役割を担ってくれています。
3.リビングの大きさに対し、家具のサイズが大きすぎたり小さすぎたりしない
広いリビングなのに、小さなテーブルと座布団があるだけ、というリビングに時々出会います。反対に、リビングの面積に対して、ソファやテーブルや家具が大きすぎて、出入りが不自由になっているリビングにも出会います。
どちらも違和感のあるリビングで、居心地はよくありません。
空間のサイズにあった、ソファやテーブル、家具を選ぶようにしてみてください。空間のバランスは五感にダイレクトに作用していきます。心地よいバランスを目指しましょう。
4.座面の高さは生活スタイルに合っている
4点目は、リビングの住空間を低めに設定するか、高めに設定するかということ。日本の居間は本来和室でしたから、座布団とちゃぶ台のように、床に近い低い空間のリビングが比較的馴染み深いものでした。
しかし、高齢になると、少し高めのソファのほうが立ち上がりやすいこともあり、身長や身体の状況、文化やライフスタイルによって「居心地」は変わっていきます。テーブルと椅子・ソファの高さはライフスタイルに合っていることが大切。リビングの家具を新調されるときには、低めと高め、両方お試しいただくのがよいと思います。
リビングの居心地を高めるためのプラスワン!あなたらしい風水のヒント
さらにリビングの居心地を高めるために重要なことは「個性」をどう表現するか、ということ。いつものお部屋にプラスワンできるものはどんなものでしょうか。
★リビングの中心にアートや置物や観葉植物などシンボルを配置する
素敵なリビングには、正面となる空間があります。そこには、「顔」となる大きなアートや植物やコレクションなどが飾られています。和室であれば床の間の掛け軸がまさに「顔」にあたります。大画面のテレビがあるよりも、リビングの格を高めてくれるでしょう。
アートであっても、観葉植物であっても、「顔」となるものは、リビングのサイズにあった大きさのものを配置してみてください。アートであればフレームもしっかりとしたものだとよりパワフルなシンボルになると思います。
大事なことはお気に入りであること。毎日目にするものですから、元気をもらえたり、気持ちが休まったり、わくわくするものであることが肝心。
あまり好きじゃないもの、プレッシャーに感じるようなものは、どんなに高価なものであっても飾るのにはふさわしくありません。必要な方の元に届くようにするのが一番です。
★家具の品格を上げると部屋の品格が上がり、住む人の品格も高まる
こんな話がありますよね。「お金持ちの友だちが増えると、自分の収入も増える」とか、「お洒落な人が多い職場にいると、自分のお洒落度もアップする」といったお話。
このような現象は、家の中でもおきています。たとえばちょっとよいテーブルを新調したり、ソファを新調したりすると、お部屋のグレードも上がり、人生の流れにも作用していきます。
人生経験が豊かになっているのに、若いころの家具をそのまま使っているような人は、お部屋の品格がご自身にあっていない可能性もありますよ。ご自身の品格、グレードにあった家具に囲まれることも一考です。
★リビングは友人評価より自分たちの居心地を重視する
最後は、リビングで見栄をはらないこと。ついついモデルルームのような、もしくは、インスタ映えしそうなリビングがよいと思い込んでしまいますが、住む人にとっての居心地が第一です。
実用性と個性がしっかりと現れたリビングにすることを心がけてください。これからの時代は、見栄えより、豊かさをしっかりと語り実践できている人がかっこよく、そうした人の住まいがよしとされる時代になるでしょう。
自分や大事な人にとっての「居心地」を中心におき、お部屋を見つめてみてください。
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