パートナーシップを豊かにする風水インテリア術「“ペア”のシンボルの飾り方」
(記事:フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)
ひと昔、「ペアルック」という言葉がありましたね。新婚旅行から帰ってくるご夫妻がお揃いの服をきている風景をテレビで見たことを思い出します。ペア=Pair というのは、「一対」「ひと組」という意味ですよね。お揃いを着ているご夫婦は、いかにも「仲良し」という感じがします。
風水の中でも「愛・パートナーシップ」はバグア(八卦)の一つとして人生でうけとるべき大事な幸せのテーマなのですが、「二人」の豊かさの前には「一人」の豊かさ・充実があるという考え方も含んでいます。単なる仲良しでもなく、もたれ合いでもなく、対等で自立した二人が一緒に過ごす中で生まれる豊かさである、ということは、大変示唆に富んでいると思いませんか。
さて、今日はそうした「パートナーシップ」を豊かにする「ペア」のシンボルのお話をしてみたいと思います。パートナー募集中の人にも、また長年連れ添ったご夫婦にも、お読みいただけたら幸いです。
寝室に「ペア=仲良し」のシンボルはありますか?
パートナー同士のイメージにはまるペアのシンボルを配置してみよう
日本のご家庭では、ペアのシンボルを探すのが案外難しいということがあります。和室からはじまる生活習慣をもつ日本では、どちらかというとパートナーシップのための寝室という考え方が薄く、優先順位が下がりがち。「ペア」のシンボルなんて意識したことがないという方もいらっしゃいます。「ペアのシンボルを探してみましょう」と言うと、よくでてくるのはシーサーばかり(笑)。
それがあまりにもいかつい魔除けのようなものでなければ、シーサーもペアのシンボルの一つになり得ます。ポイントは、パートナー同士になぞらえられる「ペア」のシンボルかどうか。「これが私で、これがあなたね」という具合に、眺めながら仲良しの二人の時間を想像できるかどうかです。
ペアのシンボルの筆頭はつがいの鳥
お部屋の中に「ペア」のシンボルを取り入れるとき、もっともハードルが低いものは「鳥」のシンボルかもしれません。“おしどり夫婦”などと言うように、つがいの鳥は仲良しのシンボル。つがいの鳥のアートやウォールステッカー、あるいは陶器の置物を並べてみるというのもよいかもしれません。
つがいの鳥の花瓶敷きやティッシュケース、クッションカバーなど、日常品の中にそのシンボルを取り入れてみるのもおすすめです。
2つのミニ観葉、2つのキャンドル、2冊の本など「ペア」の可能性はたくさんあります
コンサルティングで伺ったお宅で、ぽつんぽつんと置かれていた2つの小さな観葉植物に出会ったのですが、その距離感がなんとなく違和感があったので、仲良しのように並べ直し、片方のアイビーの葉をもうひとつの観葉植物にぐるっとひっかけてみたことがあるのです。そうしたら、まるで肩に手を回した仲良しカップルみたいになって、偶然愛のシンボルの傑作が誕生したということがありました。
また、あるご家庭では、ご夫婦で読書が好きだったということを思い出され、昔好きだった本をそれぞれ1冊ずつ持ちより、並べて飾ってくださっています。
こうしたペアのシンボルの可能性はいくらでもあり、かつ、何か購入することなくお宅にあることが多いのです。
並べ方にもコツがある!「仲良し」な感じがただよう距離感と配置にする
ペアのシンボルの候補が決まったら、並べ方について試行錯誤してみてください。たとえば、中近東のお土産であるようなラクダの人形が2つあるとしましょう。それを離してならべてみたり、隣同士に歩いているようにしたり、鼻が向き合うように並べてみたり。向きや距離感によって、二頭のラクダの醸し出す風景が違っていることに気づくと思います。
それは、ともに荷物を背負いながら同じ方向に向かう時間が豊かなのか、おしゃべりしている時間が豊かなのか、といった「豊かさ」の心象風景とも呼応していきますので、どのような配置や向きが心地よく感じるか、ハートがあたたまるかをぜひ確認してみてください。
恋人募集中の人に実践してほしい「寝室」の風水アレンジ
パートナーをこれから招き入れる寝室としても、「ペア」のシンボルは強力な味方になってくれます。今はお一人だからといって、枕も一つ、クッションも一つ、食器も一つ…にしないでくださいね。引き寄せたい未来を見越して先に空間に準備を施すことが、良い流れを手に入れる秘訣です。
シングルベッドであっても、クッションや枕は偶数が好ましいです。また、スペースが許せば、ベッドの両端はできれば対等な空間を空けることをおすすめします。
ペアのシンボルとして恋人たちのモチーフをもってくるのもよいと思います。恋人と過ごす時間がどのようなものであれば一番しっくりくるか、豊かさを感じるか。フリー素材の写真のイメージから自分の求めるパートナーシップのイメージを見つけてみるのもよいかもしれません。イメージができるということは、現実を引き寄せる大きな一歩になりますよ。
寝室が別々の場合にはどのような風水アレンジが有効か?
単身赴任のご夫婦、シニアのご夫妻、お子さんが小さいときなど、寝室が別々になることもあると思います。物理的な空間があると心理的な距離も生まれやすいと言われますので、空間のシンボルの力を借りて豊かなパートナーシップが継続するようにしていきましょう。
共通の写真、おそろいのアイテムをそれぞれの寝室に配置する
枕やクッションをペア(偶数)で配置するのはとても良い方法の一つです。また、寝具をお揃いにしておくのもよいでしょう。シンボルとしては、二人の思い出となる写真をそれぞれのお部屋で飾るというのもおすすめです。2ショット写真でなくても構いません。最近一緒に旅をした場所の写真を2枚プリントして、それぞれのお部屋で飾るというのでもよいと思います。共有した豊かな時間がきりとられた写真から、同じ豊かさを毎日味わうことが可能になります。大変よいシンボルになると思います。
いかがでしたでしょうか。2つのワイングラスや夫婦茶碗などもペアのシンボルですから、食器戸棚の奥のほうにしまわれていたら、見える位置に配置してみるのも手かもしれません。ペアのシンボルは並べる際、ぜひ「仲良し・仲良し」という気持ちを込めて飾ってみてくださいね。
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