夏の風水術vol.2_室内を涼やかで豊かなエネルギーで満たす風水アレンジ

ライフステージ

(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)

夏の風水術の1回目では、室内の滞りを取り除き快適に暮らすための風水術をお伝えしましたが、今回は風水アレンジです。音や香りや光の恵みを活用し、滞りのない空間をさらにパワーアップさせていきたいと思います。

長く続く蒸し暑い夏、空間が醸し出す「涼しさ」の演出がどのようなものか、お部屋の中に「涼」を取り入れる風水術をぜひ参考になさってみてくださいね。

「音」と「香り」の美しいゆらぎは、空間を高い波動で満たしてくれる

私たちに高レベルの爽快さや深い安らぎを与えてくれるもの。それは自然の中にヒントがあります。例えば朝の森。小鳥のさえずりや水の音、木々の呼吸する新鮮な香りに囲まれながらの散歩は、大変心地よさを感じます。目には見えませんが、音や香りはとても重要な役割を果たしています。

○風鈴をドアやベランダに吊り下げて涼やかな音を楽しむ

西洋風水ではドアや窓辺にベルを吊り下げることが比較的ポピュラーですが、日本には「風鈴」という素晴らしいものがありますよね。チリンチリン、カランコロンなど涼やかな音を奏でる風鈴は、空間に美しいゆらぎを生み、空間の滞りを流して浄化する効果があります。私の家では、ベランダと玄関にそれぞれ音色の違う風鈴を吊り下げていて、夏だけでなくオールシーズン家の風水向上に力を貸してくれています。風鈴を吊り下げる可能性のある場所は、ベランダや縁側、玄関ドアの内側、窓辺などの風の通り道がよい場所が良いでしょう。

○音楽や自然の環境音を流す

美しいクラッシック音楽を流していると、側にある観葉植物がスピーカーに向かって絡まっていくという話がありますよね。美しい音楽も、空間の風水を高めるパワーツールの一つです。音楽だけでなく、自然の環境音をお部屋で楽しむのはいかがでしょうか。動画サイトから探してみるのもおすすめです。様々な水の音(川の流れ、波音、雨音、水琴窟など)や、セミの鳴き声やカエルの鳴き声など田園風景の朝夕の環境音などもあり、目を閉じるとそこにいるような感覚になります。エアコンをつけながら、自然の音でお部屋を満たしてみる。これは夏場にとくにおすすめです。私はさらに、観葉植物や滝の絵のある家のコーナーにBluetoothのスピーカーを配置して、そこから環境音を流しています。大変よい氣がお部屋に流れていくのを感じることができます。

○アロマディフューザーでよい香りのミストをお部屋に

香りのミストが部屋をゆらゆらと漂う様子は「財運」アップにも「健康運」アップにもプラスです。アロマディフューザーをお持ちであれば、ぜひ日常的に使ってみてください。香りはお好きなものを選んでみて!精油はできれば天然のものがよいと思います。とくに夏は柑橘系や樹木系、ミントなどの精油が爽快感を増してくれます。

○蚊取り線香は日本の夏の最強の助っ人!

夏の風水アイテムとして私がとりわけ気に入っているのが蚊取り線香です。蚊取り線香は、植物由来のやさしい虫除け。形は曲線で楽しい宇宙のようです。蚊取り線香を入れる器も、陶器やガラスなど美しいものがたくさんありますよね。まさに風水アイテム。おばあちゃんの家のような、なんとも懐しい香りに癒されながら、夏の室内に心地よいエネルギーを与えてみるのもよいと思います。

夏の太陽の恵みを上手に取り入れる「光」の風水術

音や香り以外にも味方にできる素晴らしい贈り物があります。それは太陽の光。とりわけ夏におすすめしたい2つの風水術をお教えします。

1.サンキャッチャーの光のプリズムでハッピー空間にする

サンキャッチャーと呼ばれるクリスタルを窓辺に下げると、太陽の光に反射した光の玉がミラーボウルのようにキラキラと室内をダンスする様子が見られます。これは圧倒される美しさで自然と笑顔になってしまいます。光の泡に満たされた空間は、瞬時にエネルギーが高まります。もし、お持ちの場合は引き出しにしまいこまず、太陽の光が一番あたりやすい場所に置いて、キラキラの太陽の恵みをたくさんお部屋に取り入れてみてください。

2.洗濯物の外干しを美しく演出する

普段乾燥機をお使いになっている方も、夏の間は外干しにしてみてはいかがでしょうか。洗い立ての洗濯物は、その空間を活性化してくれます。清潔で良い香りのものが風に揺らいでいる姿は、大変良いものです。ハンガーや洗濯バサミが古かったりバラバラであれば、お揃いに新調されるとさらによいでしょう。私の友人は、洗濯物を色別に並べて干すのだそう。色鉛筆のようにグラデーションをつくって並べられ洗濯物が風になびく様子は間違いなく美しいですよね。

暑い夏に涼しさや新鮮さを加える風水インテリア術

日本の家屋は、壁は白やオフホワイト、床はこげ茶やベージュなどが多いと思います。この色合いの中で不足しがちなのは「火」=赤系と「水」=青系の要素。夏はとくに「水」=青系ので涼やかさが欲しくなると思います。ただし、使いすぎは禁物。涼しさの演出は、青系の色合いを用いる他にもあります。

○観葉植物の葉に霧吹きで潤いを与える

室内に観葉植物があれば、時々葉っぱの表面をふいて、霧吹きでシュッシュっと潤いを与えてみてください。艶やかに湿って光り輝くような葉っぱが好ましい状態。欧米ではこれを「リンスする」と表現します。呼吸している植物が喜ぶことは間違いありません。

○青系の小物はワンポイント&印象的に起用

あまりにも暑い夏には、部屋全体を青系に統一したくなるかもしれませんが、これには注意が必要です。大きな面積に青系や黒(黒は風水で「水」を表す色になります)を使うと、水の中で眠ったり暮らしたりする環境に近くなるため、冷たさや寂しさへとつながりやすくなります。メンタルにネガティブな作用を及ぼすことがあるので、青系や黒をお部屋に使いすぎないようにしてください。青系はワンポイント、ハッと目を引くようにあしらうほうが効果的です。リビングであれば青系のクッション、青系の花器、青系のアートなどはいかがでしょうか。喉を潤すような清涼感の演出になりますよ。お好きな小物などで個性的なブルーインテリアを楽しんでみてください。

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