トイレのリフォームはいくらかかる?業者選びと予算節約の方法も解説
トイレの耐用年数は10~15年程度といわれています。この時期を超えるとタンクの水漏れや汚れが落ちないなどの症状が気になってきて、トイレリフォームを検討される方も少なくありません。
とはいえ、頻繁に交換するものではないため「トイレリフォームをしたいけれど、どんなトイレにすればいいのかわからない」という方も多いでしょう。またリフォームする以上、費用負担についても気になりますよね。
そこで本記事では、トイレリフォームをするメリット・最新トイレの機能をご紹介したうえで、費用の目安や利用できる補助金制度について解説いたします。
トイレリフォームを成功させるポイントについてもお伝えしていますので、ぜひご参考にお読みください。
トイレリフォームを行う際の依頼先
トイレの改装を検討しているときに選べる依頼先はいくつかあります。
- リフォーム会社、工務店
- 水道修理業者
- ホームセンター
- 家電量販店
これらの選択肢はそれぞれメリットとデメリット、特化している領域が異なりますので、各オプションを比較しながら選ぶことが重要です。
リフォーム会社、工務店
リフォームに特化した会社や工務店は、大規模なリフォームを依頼する場合に適しています。
全体的な水回りの変更や、間取りの変更など、大掛かりなリフォームプロジェクトを計画している場合に相談すると良いでしょう。
水道修理業者のリフォームサービス
水道修理業者は、水回りのトラブル対応だけでなく、トイレのリフォームも手がけているところもあります。
特に、突然の故障でトイレの交換が必要になった際に、迅速に対応してくれるのが大きなメリットです。リフォームを行う前に現在の状態を診断してほしいときにも、水道修理業者の利用が役立ちます。
しかし、壁紙や床の張り替えなどトイレの個室全体のリフォームには向かないことがデメリットとして挙げられます。
依頼する前にどの程度の工事まで対応可能かを確認することが重要です。
また、水道修理業者には高額な金額を請求する悪質業者もいるため、優良な水道工事業者を選ばなくてはなりません。
優秀な水道工事業者を見つけるには、市や区の公式ホームページを調べたり、直接電話で問い合わせるのが良いでしょう。
家電量販店のリフォームサービス
家電量販店でトイレ本体(便座など)を購入した場合、取り付けまで一貫して対応してくれることがあります。
この場合、価格割引が適用されることがあります。また、他の家電製品との同時購入でさらに割引が受けられる場合もあります。
しかし、トイレ取り付け工事が専門であるため、広範囲なリフォームには対応していない点がデメリットとして挙げられます。また、施工は家電量販店ではなく、提携している外部業者が行うため、施工業者と直接コミュニケーションを取ることができない場合もあります。
ホームセンターのリフォームサービス
ホームセンターではリフォームサービスを提供していることがあり、トイレの改装も依頼できます。トイレだけでなく、壁紙や蛇口などの建材も直接見て選べるため、改装後のイメージがしやすいというメリットがあります。さらに、ホームセンターではセット割引を提供している場合が多く、経済的にもメリットが期待できます。
ただし、間取りの変更などの大規模なリフォームには対応していない場合がありますので希望する場合は事前に確認すると良いでしょう。
トイレリフォームの費用と工事期間
トイレのリフォームにかかる費用と期間を、内容別に詳しくまとめています。
リフォーム内容 | 費用相場 | 工事期間 |
---|---|---|
トイレの増設 | 50万円~100万円 | 3日~7日 |
便器のみ交換 | 5万円~35万円 | 1日 |
和式から洋式へのリフォーム | 約25万円~50万円 | 2日~5日 |
壁材のみ張り替え | 4万円~4.8万円 | 1~2時間 |
手洗い場の増設 | 8万円~10万円 | 1日~3日 |
手すりの設置 | 3万円~10万円 | 1日 |
※相場の算出についてはインターネットで公開されている情報を元に傾向値データとなっております。
トイレリフォームの費用を節約する方法
トイレリフォームの費用を節約する方法に、以下の3つの方法をご提案します。
- 製品のグレード選びを慎重に行う
- 補助金の利用を検討する
- 複数の見積もりを比較する
これらの点に焦点を当てて、それぞれ詳細に説明していきます。
製品のグレード選びを慎重に行う
トイレの価格は選ぶグレードによって大きく異なります。高機能な製品を選べば、それにともなって費用も増加します。
必要な機能を事前にしっかりと検討しましょう。温水便座、ウォシュレット、自動洗浄など、実際に必要な機能のみを選択することで費用を抑えることが可能です。
さらに、購入前に予算を決めておくことも重要です。予算を明確にすることで、その範囲内で適切なグレードのトイレを選びやすくなります。
補助金の利用を検討する
リフォームを行う際には、利用可能な補助金や助成金を活用して経済的負担を軽減することができます。特に環境に優しい改修やバリアフリー化を推進する工事には、補助金が設けられていることが多いです。
利用できる支援には、介護保険を利用した改修、子ども向けのエコ住宅支援、バリアフリー改修のための特例措置などがあります。また、自治体によっては独自の補助金を設けている場合もあるため、リフォームを計画する前にお住まいの地域の公式ウェブサイトで詳細を調べると良いでしょう。これにより、リフォームの費用を効果的に抑えることが可能となります。
複数の見積もりを比較する
リフォーム計画を進める前に、いくつかの業者から見積もりを取るとコスト削減につながります。
見積もりを比較することで、最もコスト効率の良い業者を選ぶことができ、他の業者の見積もりを参考にして価格交渉が可能な場合もあります。
トイレリフォームで理想を叶えるコツ
トイレリフォームで理想を叶えるコツは、主に以下の3つが挙げられます。
- 機能性を重視する
- 長期間快適に使用することを考慮する
- 信頼できる業者に依頼する
トイレの平均寿命は約15年であり、頻繁にリフォームするものではないため、長期間満足できる選択をすることが重要です。
機能性を重視する
リフォームにおいてはデザインだけでなく、機能性にも注目することが重要です。例えば、トイレは汚れや水の飛び散りが問題になりやすいため、掃除がしやすい床材や壁を選択することが望ましいです。
さらに、除菌機能付きのトイレを選ぶと、臭いの問題も軽減できる可能性があります。
しかし、高機能な製品ほどコストも増加するため、どの機能が本当に必要かを慎重に考慮して選ぶことが大切です。
長期間快適に使用することを考慮する
トイレの交換を検討する際には、耐用年数である約15年間、快適に使用できるかを考慮することが大切です。
家族構成が将来変わる可能性がある場合、新しく一緒に生活する家族も使いやすい設計かどうかを検討しましょう。
また、家族に高齢者がいる場合は、バリアフリー対応のリフォームを行うことが望ましいです。補助金を活用することで、総コストを抑えることも可能です。
現在の利便性だけでなく、未来の使用状況も見据えることが重要です。
信頼できる業者に依頼する
リフォーム業者は施工の丁寧さに差があります。また、業者によって得意とするリフォームの範囲や分野が異なるため、依頼する前にこれらの点をしっかりと確認することが重要です。
リフォーム業者を選ぶ際は、業者の過去の施工例や顧客評価を確認することが重要です。専門性が高く、対応エリア内での豊富な実績がある業者を選びましょう。また、詳細で透明な見積もりを提供し、コミュニケーションがしっかりとれる業者が望ましいです。
さらに、保証やアフターサービスの内容も確認して、万一のトラブルに備えることが大切です。
まとめ
トイレリフォームを成功させるためには、目的に応じて最適な業者を選ぶことが重要です。リフォームの範囲が広い場合はリフォーム専門の業者や工務店が適していますが、急なトラブルや小規模な修理であれば水道修理業者や家電量販店、ホームセンターも選択肢になります。
また、リフォーム費用を抑えたい場合は、補助金の活用も検討しましょう。介護保険や地域独自の補助金プログラムなど、利用できる制度は多岐にわたります。
さらに、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することでより良い条件でリフォームを実施できます。
このように、計画的にアプローチを行うことで、最終的に理想のトイレリフォームを叶えましょう。
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