家を売る主な理由とは？買主に伝える時のポイントを解説

家を売るときに不動産会社や買主から、売却理由を聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか？「なぜ買主に家を売る理由を伝える必要があるの？」と思っている方もいるでしょう。
家を売る理由は、買主に安心して購入してもらうために伝えます。この記事では、家を売る主な理由と、ネガティブな理由で売る場合のポイントを解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

家を売る主な5つの理由

家を売却する理由を考えているときに、他の売主がどのような理由で売り出すのか気になる方もいるでしょう。ここからは、家を売る主な5つの理由を解説しますので、参考にしてください。

相続

家を売却する理由の多くは、相続した家を売却するためです。両親や兄弟が亡くなって実家を相続したものの、自分の家を所有している場合は、相続した実家が空き家になってしまいます。実家が遠方であれば、管理し続けるのも難しいため、売却するケースも少なくありません。

または、三兄弟など相続人が複数いる場合に不動産を売却し、現金に換えて遺産を平等に分割するケースもあります。

住み替え

新しいマイホームに住み替えする方も多いでしょう。子育てや介護などライフステージが変わることによって、住みやすい家を買い換えることがあります。

たとえば、子供が成長し1人部屋が必要となり部屋を増やすために、マンションから一戸建てに住み替える方もいます。また、子育てが終わり、夫婦二人の生活に一戸建ては広すぎるので、マンションに住み替えるケースも少なくありません。

ローンの支払い

仕事の都合などで、ローンの支払いが難しくなったために売却するケースもあります。理想のマイホームを手放したくない思いを誰もが抱きますが、冷静に収入とのバランスを考えた結果、売り出す方もいます。

ローンが残っている家には抵当権が残っているため、売り出すためには住宅ローンを完済することが必要です。売却資金がローンの額を上回るかどうか事前に確認しておきましょう。

離婚

離婚して財産を分けるために、家を売却する方もいます。離婚したときには、結婚してから二人で築き上げた財産を半分に分けるケースが一般的です。離婚してライフスタイルが変わり、誰も購入した家に住み続けない場合は、売却して現金に換えることが多いでしょう。

離婚した場合に家を売る時には、家の名義や住宅ローンの支払いなどに注意が必要です。売却するときには、事前に不動産会社に相談しておきましょう。

転勤

勤務先の転勤で泣く泣く売却するケースもあります。都市伝説のように「マイホームを購入すると転勤が決まる」ことで、「単身赴任か、賃貸に出すか、売却するか」と悩む方も少なくありません。賃貸で買主が見つからなかった場合に、思い切って売却するご家族もいます。

新築や築年数が浅い家は、購入希望者も多く、早く決まるケースも多くあります。売却価格も高く、都内などでは新築とほぼ変わらない値段で売れることもあるでしょう。

家を売る理由によって与える2つの影響

家を売る理由がなぜポイントになるのでしょうか。家を売る理由がマイナス要素が強いと、売却に悪い影響を及ぼすこともあるためです。ここからは、家を売る理由によって与える2つの影響を解説します。

売却価格が下がる可能性がある

家を売る理由がネガティブな場合には、売却価格が下がる可能性があります。家の購入は一緒に一度の買物として考えているため、予算内でいい印象がある家を購入したいと考えているのは当たり前のことでしょう。

「家の不具合が見つかった」「利便性が欠けていた」などのマイナスな理由のときは、売却価格が下がり、希望金額では売却できないこともあります。

売却期間が長引くことがある

印象が悪い家は、買主から避けられてしまうことは当然と言えます。相場よりもかなり安く売りに出されている家は「何かしら問題があるのではないか」と買主に疑われてしまい、内覧希望者も少ないでしょう。

事故物件などの家を売る理由があまりにもマイナスな場合には、売却価格が安いだけでは買主が見つかりません。買主が見つからずに、不動産会社の買取も断られてしまうこともあります。

とはいっても、ネガティブな理由で家を売却する方もいらっしゃるでしょう。次の章では、ネガティブな理由で売るときの2つのポイントを解説します。

家をネガティブな理由で売るときの2つのポイント

ネガティブな理由で売るときには、売却期間が長引いて売れないケースも少なくありません。ここからは、家をネガティブな理由で売るときの2つのポイントを解説します。

瑕疵は正直に伝える

家を売却するときには、契約者不適合責任を負います。契約者不適合責任とは、契約書に記載されていない水漏れなどの瑕疵があったにもかかわらず、わざと隠した場合に損害賠償責任などを負うことです。

この瑕疵には、事件や事故などの心理的な瑕疵も含まれるので、正直に伝えなければなりません。事故物件となってしまった家は売り出しにくいですが、隠すとトラブルの元になるため正直に伝えましょう。

不動産会社と相談する

孤独死や自殺などがあった事故物件や、騒音などの隣人トラブルを抱えている家を売るときは、売れるかどうか不安な方も多いでしょう。売却できるかどうか心配な場合は、不動産会社に相談しましょう。リバティエステートでは、瑕疵のある物件でも担当者が丁寧に担当します。

まとめ

家を売る理由の多くは、相続や住み替えのためです。家を売る理由がネガティブな場合は、売却価格が下がり、売却期間が長引くことも少なくありません。ただし、事件などの心理的な瑕疵を買主に伝えることは、義務となっています。ネガティブな理由で売却するときは不動産会社に相談しましょう。リバティエステートでは、売却理由の相談も受け付けています。