風水コラム ライフステージ別の風水 ⑤| シェアハウスという暮らし方を充実させるヒント
(フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント)
シェアハウスという言葉はすっかり一般的になりましたね。シェアハウスが舞台になっているドラマもよく見かけます。友人と一緒に住めば経済的に助かりますし、地価の高い憧れのエリアに住めるなど、若い人たちにはお馴染みの暮らし方になりました。そして昨今は若者だけでなく中高年世代にも人気です。価値観の合う友人と田舎暮らしを始めたり、古民家を再生したりなどその形は多様です。老後の不安などから気の合う友人と一緒に便利なマンションに住み替えるケースも増えています。今回はシェアハウスに関心のある方へ、間取り選びや暮らし方のヒントをお話しします。
物件選びは一緒に。暮らしの価値観を確認しながら「対等性」を重視する
新しい暮らしを始めるときには、家も新調するのがベター。同時に新居に引っ越す形を取ることで、家をお互いにとって対等なエネルギーで満たしていくことができるからです。友人の家に引っ越すケースでは、引っ越してきた人の肩身が狭くなりがちですし、その友人にとっては自分のスペースを占領される感覚が出てしまいます。新しい暮らしを考えることはとても楽しい時間ですので、どんな暮らしをしたいか、あれこれ話し合いながらイメージを共有していきましょう。
気の合う友人同士でも一緒に暮らせばストレスに感じることも。個人の時間が確保できる間取りを選ぶ
間取り選びで大事なことの一つは、それぞれが一人になれる個室があること。主にベッドルームになると思いますが、そのお部屋は独立していて、個室同士が離れている間取りがおすすめです。共用スペースを挟んで対角線上にお部屋があるような間取りであれば、ルームメイトの生活音を気にせずに過ごすことができます。壁越しに聞こえる小さな物音でも時にストレスを感じるものです。一人になれる時間と空間がしっかり確保できるお部屋であれば、ルームメイトとの豊かな暮らしを無理なく始めやすいと思います。また、暮らしながら住みやすいように軌道修正していきやすくなります。
個室にはクローゼット・窓・バルコニーが付帯されていると自由度が高まる
個室にはそれぞれクローゼットがついている方が圧倒的に使いやすいです。加えて、窓とバルコニーも付帯されている方が有利です。窓は社会との接点。窓のない部屋は一人になって集中する時には良いのですが、変化に乏しく、引きこもりがちなエネルギーが強くなります。窓があると、常に外界からの新しい変化、エネルギーを受け取ることができます。気の合う仲間と楽しい時間と空間を共有しながらも、自分の部屋に戻った時、外の世界ともアクセスできる方が新鮮なエネルギーを取り入れやすく、何より自由さを得ることができます。
キッチン、浴室、バルコニーは、ルームメイトと楽しむ時間をとことん追求する!
シェアハウスの共用スペースは機能的であるとともに、気持ちがワクワクしたり、リラックスできたり、こんな暮らしがしたかった!という思いを形にしていきましょう。
キッチンはキッチンスタジオ風にしたり、カフェスタイルにすることも可能ですし、浴室はスパ風にして好みのバスソルトを並べるなど、毎日温泉気分を楽しむこともできます。バルコニーでは毎晩ビールで乾杯したり、週末バーベキューなどもできそうです。お互いに居心地の良い空間を得るために、どんな時間を過ごしたいか、すり合わせは重要です。コンセプトがある程度固まったら、インテリアのテイストを話し合っておきましょう。未来の暮らしを設計するプロセスごと是非とも楽しんでください。
中高年世代ほど、シェアハウスは価値観に合った環境設定が重要!
年齢とともに家で過ごす時間が増えていくため、部屋の間取りや機能性、近隣環境が価値観に合うかは重要になっていきます。実際に見て丁寧に確認していきましょう。目覚めの空気の香り、夕焼けの美しさ、朝夕のお散歩の心地よさなどはプライスレス!近隣に朝どれ野菜や釣れたばかりの魚の直売所があったりしたら最高ですよね。美味しいモーニングを出す喫茶店なんかがあるのも良いですね。夢は広がりそうです。一人の時も、友と過ごす時も、充実するように。適切な環境設定は人生をよりよくしていくための味方になっていきますよ。
(風水コンサルタント フジワラユカ)
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