仕事運・やる気を高める「赤」をつかった風水インテリア

（フジワラユカ/コンテンポラリー風水コンサルタント）

皆さんのご自宅のインテリアに「赤」という色はどのくらい使われていますか。日本の家には「赤」（＝火を表すカラー）が少ないといわれています。「赤」という色は自然界のエレメントを表す「五行」（＝「木」「火」「土」「金」「水」）の中の「火」を表す色ですが、一番使われていない要素です。日本人にとって「赤」は日の丸の色でもあり、神社の鳥居や、お祝い事を彩る色として身近で特別な色ですが、住空間にはあまりないというのは興味深いことです。

この「赤」という色は、仕事の運気と関係しています。誇らしい気持ちや、意欲をぐっと高めたいときに「赤」を効果的に起用することができますよ。今日は「赤」を使った風水インテリアのアイデアについてお話していきます。

レッドカーペットに代表されるように「赤」にはお祝いや高貴な人を歓待する意味がある

屋内で「赤」が印象的な空間といえば、国会議事堂、劇場、ホテルの貴賓室など。気品のある赤い絨毯を思い出します。赤い絨毯の上を歩く時、何か特別な、丁寧に歓待されているような気分になります。風水において「赤」は名誉や名声を表し、その事象の背景には、人々からの尊敬や信頼が集まるという意味があります。アカデミー賞の授賞式のレッドカーペットを歩く主人公になった気分を想像してみてください。人々から賞賛を浴びる、スポットライトを浴びて輝くような流れを創っていくために、「赤」という色や「明るい照明」はサポートになります。ちなみに、「あか」と「あかるい」は同じ語源だそうです。

八卦の一つにある「名誉」という人生のテーマは、誰もが経験すべき幸せの側面ですので、「私なんて…」と謙虚になりすぎないでください。高貴なカラー「赤」が不足していたらぜひ取り入れてみませんか。これまでに触れていなかった色であればあるほど、そのカラーが新鮮なエネルギーを運んでくれるのではないかと思います。

「赤」を効果的に起用し尊敬と信頼を集める風水インテリア３つのポイント

名誉のシンボルというと、風水においては上昇する鳳凰や孔雀、旭日などのシンボルは万能で、アートとして取り入れていくのもおすすめです。でも少し敷居が高いと感じる場合は、そうしたアートを用意しなくてもサポートする空間を創りだすことは可能です。以下の３つのポイントを参考に実践してみてください。
 

順に説明していきます。

１．真っ赤×小さな日用品を少しずつ取り入れる

真っ赤という色は小さい面積でも十分「火」の要素として働きます。赤いケトル、マグカップ、コースター、ランチョンマット、タオルや布巾など日常的に使う小物から取り入れてみましょう。パッと目を引く効果を生みますよ。余談ですが、セールの赤い札って小さくても目に入りますよね。小さくても「真っ赤」は空間に気持ちを盛り上げるアクセントをもたらしていきます。

２．赤系（ワイン、オレンジ、ピンク）をインテリアにプラス

真っ赤ではなくても、赤系のもの、赤が入った模様のアイテムにも「火」の要素が入っています。面積の大きいインテリアには、ワイン、オレンジ、ピンク系を用いることで「火」の要素をプラスすることができますよ。ワインカラーやレンガ色などは比較的インテリアに取り入れやすい色だと思います。単色でなくてもよいのです。カーテンであれば、ベージュやライトグレーなどインテリアに馴染みやすい落ち着いた地色に、赤系の柄や刺繍が入っているものなどを選ぶこともできます。インテリアの雰囲気をつくる、クッション、ソファ、フロアラグ、カーテンなどで赤系のものをプラスしてみて。

３．赤で統一しないこと。ワンポイントが効果的

最後に、くれぐれもやりすぎないということを覚えておきましょう。赤という色は「熱き血潮」ではないですが、意欲が高まる流れを生みますが、多すぎることで「怒り」に繋がりやすい色にもなります。お店など一時的に利用する空間での「赤」はよいのですが、日常空間に赤が溢れすぎるのはよくありません。ブルーのインテリアの時にもお伝えしましたが、バランスがとれていることがよい効果を生むポイントになります。

いかがでしたか。
赤は日本人にとって神聖であり晴れの日の色のように感じられます。仕事運ややる気を呼び起こしたい人、お部屋の中に赤が不足している人は、お部屋の中にワンポイント赤をプラスしてみてください。ご参考になりましたら幸いです。

（風水コンサルタント　フジワラユカ）